2.162025
冒険家 阿部雅龍さんを偲んで
昨年から各地で阿部雅龍さんを偲ぶ会が開かれ、メディアでも多く取り上げられています。
阿部雅龍さんは、日本の南極探検史に名を刻んだ白瀬矗探検隊長の夢を引き継ぎ、2021年に南極点無補給単独徒歩到達に挑戦しましたが、惜しくも途中撤退。そして2023年11月、再挑戦を決意し、旅費の振込みも完了しました。しかし、その直後に脳腫瘍が発覚し、懸命な闘病の末、2024年3月27日、旅立たれました。
2019年には、日本人として初めてメスナールートを無補給単独徒歩による南極点到達を成功させるなど、偉大な足跡を残しました。
私たちトライウエルインターナショナル(ポーラークルーズ)は、冒険家と南極大陸の運営会社を繋ぐ橋渡し役として、陰ながら支援を続けてまいりました。阿部さんの早すぎる旅立ちは、痛恨の極みです。
先日、ご実家のある秋田を訪れ、お線香をあげてまいりました。ちょうどその日は吹雪で、横殴りの雪が容赦なく降りしきる天候でしたが、「南極に比べれば、まだ穏やかなものかもしれない」と思いながら帰路についたことが、深く印象に残っています。
これまで、南極の運営会社オーナーからの中間報告の電話や、お母さまからのイベント情報、新聞・テレビニュースなど、折に触れてご連絡をいただいておりました。また、阿部さんご自身も、海外遠征を終えるたびに必ず国際電話で無事終了の報告をくださり、時には絵葉書も送ってくださいました。その律儀さと誠実さが今でも胸に残っています。
彼の意志を継ぐ新たな冒険家が、必ずや現れると信じてやみません。そして、私たちはこれからも白瀬探検隊長の功績を未来へとつなぎ、南極の運営会社との強固な信頼関係のもと、夢の実現に向けて尽力してまいります。
夢を追う人々を支え、その実現をお手伝いできることを、心から誇りに思います。
改めて、阿部雅龍さんのご冥福をお祈り申し上げます。
*事あるごとに阿部雅龍さんは、弊社へも足を運び旅の報告をいただいておりました。その時の写真を掲載します。
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